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アニメ・ゲーム

SPYAIR『銀魂』EPの「New Version」は何が違う? 2021年盤の収録表まで戻ってみた

SPYAIR『轍 ~Wadachi~ - New Version -』公式ジャケット
SPYAIR 轍 New Version 公式ジャケット

10月10日の「銀魂の日」に、SPYAIRの『轍 ~Wadachi~ – New Version -』が配信されました。「サムライハート」「サクラミツツキ」など、曲名だけでアニメの場面が浮かぶ人もいそうな6曲です。

きのこが引っかかったのは、EPの名前にも曲の並びにも見覚えがあること。2021年にも『轍~Wadachi~』は出ています。同じ曲をまとめ直したのか、それとも聴く中身が違うのか。今回の告知から、以前の収録表まで戻ってみました。

「New Version」は、同じ音源の再掲ではない

10月10日の公式発表は、2021年のEPに入っていた楽曲を新たにセルフカバーした作品だと説明しています。ジャケットも当時のデザインをもとに作り直したもの。同じ名前や見た目を残すこと自体が、今回の企画に含まれていました。

背景にあるのが、バンドの体制の変化です。2023年の公式ライブ特設ページには、新ボーカルにYOSUKEを迎えて再出発した経緯が載っています。曲名を変えずに今のSPYAIRで歌い直す。旧盤を持っている人にとっても、曲が重複しているだけとは言えないリリースです。

今回は音源の試聴ではなく、セルフカバーという制作上の違いを確かめました。私は最初、懐かしい曲をまとめた棚を想像しましたが、同じ曲を軸にバンドの時間の変化を確かめられる作品、と見るようになりました。

6曲の順番は同じ。でも旧CDの「おまけ」までは同じではない

2020年12月27日付の旧EP仕様発表と照合すると、2021年盤の冒頭6曲と今回の6曲は同じ順番です。「轍」から始まり、「I Wanna Be…」「スクランブル」「現状ディストラクション」「サクラミツツキ」を経て、「サムライハート」で締めくくります。

ただ、当時のCDは2種類あり、その後に入る内容が違いました。今回のデジタルEPを、旧CDの付属音源や映像まで置き換えるものと考えると、ずれが生まれます。

作品・形態 収録の違い
2026年のデジタルEP 6曲すべてが「New Version」のセルフカバー
2021年・期間生産限定盤A 6曲に各曲のインストゥルメンタルを追加。付属DVDにノンクレジット映像4曲
2021年・期間生産限定盤B 6曲に「JUST LIKE THIS」2015〜2019年のライブ音源5曲を追加

旧盤の販売状況を保証する比較ではありません。手元のCDや配信ライブラリーと比べるなら、まず作品名だけでなく、年とバージョン表示を確かめたいところです。

「銀魂の曲」には、テレビだけでなくゲームも入っている

6曲を出発点ごとに見ると、テレビシリーズのOP・EDが3曲、映画の主題歌が2曲、そして「スクランブル」はPS4/PS Vita用ゲーム『銀魂乱舞』のテーマソング。公式の収録表を読むと、アニメ主題歌という見出しだけでは見落としそうな、ゲームとのつながりもあります。

テレビで出会った曲から映画へ、あるいはゲームからバンドへ。同じ『銀魂』が入口でも、最初に知った曲は人によって違いそうです。6曲を一列に戻した今回の構成は、その別々の入口を今の音源でたどる聴き方にも向いていそうだと感じました。

まず聴くなら、公式の配信サービス一覧から今回のEPへ。さらに他作品とのつながりまで広げたい場合は、10月21日発売予定の『BEST OF ANIME』の収録表に「オレンジ」「イマジネーション」「RAGE OF DUST」なども並んでいます。いま配信中の6曲と、これから発売される17曲のアルバムは分けて選べます。

「知っている曲ばかりだから」と通り過ぎる前に、どの録音なのかを見る。今回の調査で見つかったのは、曲数を増やすこととは違う、同じ曲との再会の仕方でした。

情報確認:2026年10月11日。音源の試聴レビューではなく、公式発表・旧盤仕様・過去の公式公演資料を照合した記事です。

画像出典:ソニーミュージック公式・『轍 ~Wadachi~ – New Version -』配信発表掲載の公式ジャケット。

k.
きのこ / KINOTE

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