『スターフォックス アドベンチャー』はなぜ地上戦? 原型はレア社のN64作、Switch 2で遊ぶ条件

『スターフォックス』と聞くと、アーウィンで宇宙を飛ぶシューティングを思い浮かべる人が多いはずです。ところが、2026年9月10日にNintendo Switch 2向け「ニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classics」へ加わった『スターフォックス アドベンチャー』は、地上での探索と戦闘が中心です。
なぜシリーズの中でこれだけ遊びが違うのか。調べてみると、答えはこのゲームの生まれ方にありました。
舞台は恐竜たちが暮らす惑星
任天堂の公式紹介によると、本作は2002年にゲームキューブで発売されたアクションアドベンチャー。アンドルフを倒してから8年後、フォックスはペッパー将軍の依頼でダイナソープラネットの調査に向かい、「クリスタルスタッフ」を手に、恐竜の王子トリッキーと一緒に探索します。スタッフで戦ったり魔法を使ったりしながら、トリッキーに指示を出して仕掛けを解く場面もあります。
アーウィンで飛ぶシューティングのパートもありますが、それは冒険をつなぐ要素。シリーズの定番をそのまま再現した作品ではなく、「フォックスを自分の足で動かす」珍しい一本です。
もとはスターフォックスではなかった
地上戦中心になった理由は、開発の経緯にあります。AUTOMATONによると、本作を作ったのは『スーパードンキーコング』や『ゴールデンアイ 007』、『バンジョーとカズーイの大冒険』シリーズで知られるイギリスのレア社。もともとはNINTENDO 64向けのアクションアドベンチャー『ダイナソープラネット』として開発されていたものが、スターフォックスの新作として作り直され、ゲームキューブで発売されました。
つまり「恐竜の惑星を歩いて冒険するゲーム」が先にあって、そこにフォックスたちが入ってきた、という順番です。フォックスが銃ではなくスタッフで戦うのも、相棒が恐竜なのも、そう考えると納得がいきます。
もう一つ、この作品には区切りの意味もあります。同じ記事によると、発売と同じ2002年9月に任天堂はレア社の株式をマイクロソフトに売却し、レア社はマイクロソフトの子会社になりました。1994年の『スーパードンキーコング』から続いた任天堂とレア社の”タッグ”は、本作が最後になったとされています。今回の配信は、その作品が現行の環境で初めて遊べるようになった復刻です。
追加されたのはリメイクではなく、クラシック版
今回遊べるのは当時の作品をベースにした配信で、新作やフルリメイクではありません。公式紹介によると、タイトル画面の「オプション」から画面を16:9表示に切り替えられます。昔のゲームを今のテレビで遊びやすくする補助はありますが、ゲーム内容そのものが現代向けに作り直されたわけではない点は押さえておきたいところです。
なお、シリーズの新作としてはNintendo Switch 2ソフト『Star Fox』が2026年6月25日に発売されています(電撃オンライン)。アーウィンで飛ぶ「いつものスターフォックス」を遊びたいならそちら、シリーズの変わり種を確かめたいなら『アドベンチャー』、と分けて考えると選びやすそうです。
遊ぶにはSwitch 2と追加パックが必要
- 対応機種:「ニンテンドー ゲームキューブ Nintendo Classics」はNintendo Switch 2専用。初代Switchでは遊べません
- 加入:「Nintendo Switch Online + 追加パック」(有料)が必要。基本プランだけでは遊べません。個人プランは12か月5,900円(追加パック公式ページ)
- コントローラー:ゲームキューブ風のコントローラーはNintendo Switch Online加入者向けの販売で、1人4個まで(公式紹介)。必須ではありません
同じ追加パックでは、ゲームキューブの『スーパーマリオサンシャイン』『ゼルダの伝説 風のタクト』『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』なども遊べます。空中戦を期待すると意外ですが、「レア社が作っていた恐竜の冒険が、スターフォックスになった」という経緯を知ってから遊ぶと、地上を歩く時間にも別の面白さが見えてきそうです。
情報確認:2026年10月19日(初出2026年9月13日)。配信内容・加入条件は任天堂の公式紹介と追加パック公式ページ、開発の経緯は報道に基づきます。実際のプレイに基づく記事ではありません。最新の案内は記事内の公式リンクで確認してください。
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